コワーキングマネージャー養成講座@オンライン
presents
自分たちのコワーキングを開業・運営したい人のための
コワーキング曼荼羅に学ぶ
ローカルコワーキング基本のキ
※※※この講座のお申し込みは2024年9月17日(火)をもちまして締め切らせていただきました※※※
「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」
「コワーキングマネージャー養成講座@オンライン presents コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」は、地域の人々のカツドウの拠点としてコワーキングスペースを開設し、利用者のさまざまな目的達成や課題解決をサポートし、地域に価値をもたらすローカルコミュニティとしてのコワーキングを健全に運営するためのオンライン講座です。
コワーキングは単なる作業場ではなく人と人をつなぐハブであり、知の結合点であり、その地に新たな価値を生み出す手段でありスキームであって、スペースそれ自体が目的ではありません。そして、そこを拠点に展開されるあらゆる活動がローカル経済の活性化に大いに貢献することで、サステナブルなまちづくりの一翼を担っています。
この講座は、コワーキングスペースを単なる作業場として有料で貸す不動産ビジネスの目的のためではなく、自分たちのさまざまな活動(仕事に限らず、個人の目的達成や社会の課題解決なども含む)のために自ら起ち上げ、運営する、という目標を掲げ実現する方のための講座です。
コワーキングを運営するためには多種多様なタスクがあり、利用者にはさまざまなニーズとウォンツがあり、それらに適切に対処できるスキルとセンスとホスピタリティを持ったコワーキングマネージャーが不可欠です。
その「頼れるコワーキングマネージャー」を育成するとともに、自分たちの町のローカルコミュニティとしてのコワーキングの運営方法を学び、実践することを目的としています。
講師は2010年5月に日本初のコワーキングスペース「カフーツ」を神戸に開設し、日本で一番長いコワーキング運営のキャリアを持つ伊藤富雄が務めます。
⚫過去に受講された方からはこんな評価をいただいています。
「すべての講義に価値がありました。数年ごとにこの講座を受けたいくらいです」(島根県Nさん)
「コワーキングについて真剣に考えるきっかけとなりました」(兵庫県Sさん)
「オープンして間もなくで右も左も分からないまま始まり、不安な気持ちが大きかったのですが、今回の講座を受けて少し自信をつけることができました」(広島県Hさん)
「たくさんのヒント、マネージャーとしての在り方、協働関係を育むコミュニティなど気づきの連続でした」(長野県Hさん)
「「頼りにされるコワーキングマネージャーの3つのホスピタリティ」の部分。事例やプロファイルのプロセスについては非常に参考になりました」(島根県Eさん)
「なにより、伊藤さんを始めとしてコワーキングマネージャー同士のつながりができたことが嬉しいです!」(広島県Yさん)
⚫「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」はこんな方におすすめです。
コワーキングとは何かをイチから学びたい
自分たちのためのコワーキングを自分たちで運営したい
コワーキングをローカルコミュニティとして地域の活性化に活かしたい
コワーキングを仕事だけでなく地域住民のあらゆる活動の場にしたい
コワーキングマネージャーの仕事をどこから手を付けたらいいのか学びたい
実はコワーキングマネージャーのするべき仕事が何なのか判っていない
大都市圏ではない地方都市のローカルコワーキングがするべきことを知りたい
すでにコワーキングスペースを運営しているがさらにレベルアップを図りたい
施設や設備などがあっても運営ノウハウがないので身につけたい
利用者に頼られるコワーキングマネージャーとして自立したい
コワーキングマネージャーとしてキャリアアップしたい
コワーキングを活用してサステナブルなまちづくりに貢献したい
コワーキングを関係人口創出のプラットフォームにしたい
など
⚫コワーキングスペースは「ただの作業場」ではありません。
コワーキングはそもそも、そこに参加する人々に、以下の5つの価値を提供する仕組み(プラットフォーム)のことを言います。
コワーキングはIT・テクノロジー系のワーカーのための作業場というイメージがありますが、それは一部の大都市圏での話です。実際にはそれに限らず地域の課題を解決したり、個人の果たしたい目的を達成したりするために、人と人をつなぐスキームでもあります。それらは、こと仕事やビジネスに限らず、大きく8つのテーマに分けられます。そのことを図にしたのが、この「コワーキング曼荼羅」です。
例えば、文字通り仕事場として個人事業者やフリーランサーの方、また、コロナ禍以降は企業に勤める方も利用していますが、同時に学びの場として学生や社会人も個々にテキストを広げたり、各種のセミナーやワークショップに参加されたりします。
あるいはものづくりを生業とされている方の工房であったり、アート作品を制作するアーティストがアトリエ、もしくはギャラリーとして使っていたり、そうかと思うと演劇や音楽、ダンスをする方の練習スタジオがあるコワーキングも存在します。
また、育児をするママさん、パパさんが子供さんを育児員に預けて安心して仕事ができたり、メンタルヘルスに課題のある方がセラピストにケアされたり、フィジカルを鍛えたい人がスポーツジムに通いながら併設されたコワーキングを利用することもあります。
そして、時代はリモートワークの時代、居場所を変えて仕事をする人、つまりリモートワーカーが宿泊先にあるコワーキングを利用しながら長期滞在を楽しんだりもしています。そして、これらの利用者(コワーカー)に美味しく楽しい飲食を提供することで、また、人と人のつながりを作っているコワーキングも各地にあります。
こうしてそれぞれの目的をもってコワーキングを利用されるうちに、それまでまったく接点のなかった人がつながります。
例えば、子供連れのお母さん方が集まるうちに、自宅でできるハンドメイドの教室に皆で参加するようになり、その作品をコワーキングで展示即売したり、そのお母さん方にホームページの作り方を高専生が教えてあげたり、ダンス教室に通う人のライブの告知ページをフリーランサーのウェブデザイナーが制作したりと、コワーキングの中でいろいろなつながりができ成果が生まれています。
あるいはまた、こんなこともあります。
日頃はコワーキングを利用しない農家の奥さんが、サイズが小さいからと農協に買い取ってもらえなかった卵を持ち込み、捨てるのはもったいないのでなにか販売できる方法はないかと相談に来られたりもします。即座にマーケッター、ウェブデザイナー、ラッピングアーティストが招集され、ものの30分もしないうちにその場でミーティングが始まりオンラインショプの企画が進んだりしています。
これすべて、実際に日本の各地、特に地方のコワーキングで起こっていることです。つまり、コワーキングはただ作業をするだけの場所ではなく、そのエリアに暮らす人たちのあらゆる課題、相談事が持ち込まれるよろず相談室でもあるわけです。
そして、これらのテーマのさまざまな活動がローカル経済を駆動する原動力となり地域を活性化します。それを実現するためには、コワーキングをコミュニティとして運営することが肝要です。
さらには、皆でコワーキングという仕組み、環境、理念、概念、スタイル、コンセプト、を共有し、それを継続する体制を持つということは、つまり、コワーキングが参加者全員の共有資産でもあることを意味します。
「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」は、この「コワーキングの5大価値」と「コワーキング曼荼羅」の概念を中軸において進行します。
⚫ローカルコワーキングとは
ローカルコワーキングとは、東京のような大都市ではない、人口100万人、50万人に満たない地方のごく普通の町にあるコワーキングスペースのことを指します。中には人口減少、少子高齢化が進み、空き家や空き店舗が目立ち、町全体の活力が弱まり維持継続性に課題を抱える町もあります。
しかし、そんな中でもコワーキングをハブとして人と人がつながり、相互扶助の精神で助け合い、共同体として活力を取り戻している例もあります。それぞれの課題、目的、テーマに関わり代を作り、お互いに補完し合うことでコトを前に進め実行することでローカル経済に貢献し、サステナブルな町づくりに協力しています。
人と人とのつながりを作り継続させつつ、まちのよろず相談室としてワンストップで解決するインフラ。それはある意味、コモンズと言ってもいいでしょう。
その町に愛着を感じて暮らし、協働関係、共創関係を結んで、いろいろなことに取り組む。そして、そこに閉じこもることなく地域外からの人も受け入れ、また新たなつながりを作る。それを継続する。
そういう人たちの集合体がローカルコワーキングです。
⚫自分たちのための理想のコワーキングを実現しよう
この講座では、コワーキング運営に必須のノウハウを共有しつつも、ただ学ぶだけではなく、そこを起点に思考しアレンジしていくことによって、自分(たち)の理想とするコワーキング運営の像を自ら描くことを目指します。
コワーキングの基礎知識からコミュニティの構築・運営の方法、日々の情報発信やマーケティングの仕方、あるいは収益モデルなど、コワーキングの運営に必要とされる知識と情報を共有し、先行事例からヒントを得、対話と演習を交えて、ローカルコミュニティとしてのコワーキングをどう運営するかを習得します。
受講の対象は、コワーキングスペースを有料で貸す不動産ビジネスの目的のためではなく、自分たちのさまざまな活動(前述の「コワーキング曼荼羅」に示されるあらゆるカツドウ)のために自ら起ち上げ、運営する、という目標を掲げる方ですが、一般の方以外にも、例えば飲食店や書店、図書館、保育園、宿泊施設、あるいは商店街、教育機関、自治体、公民館、またNPO法人や協同組合など、ローカルに人の集まりを作りたい方々にも役に立ちます。
なお、蛇足ながら、コミュニティとしてのローカルコワーキングを開設し運営したい人とコラボを組み、協業、協働関係を築いて、彼らのカツドウを支援することを志向する不動産事業者も対象です。
講師は、2010年5月に日本で最初のコワーキングスペース「カフーツ」を神戸に開設し、以来、14年余にわたって自らコワーキングを運営しつつ、全国各地の産官学民のコワーキングプロジェクトのご相談に応じサポートしている、コワーキング協同組合代表理事の伊藤が務めます。伊藤自身、自分たちに必要な仕組み、環境としてコワーキングスペースを起ち上げた一人です。
2016年からはじめた主に地方都市のコワーキングを訪れてつながりを持つイベント「コワーキングツアー」で国内のコワーキング事情に精通しつつ、海外のコワーキング情報のチェックも怠らないコワーキングのプロデューサー、メンター、コーチです。国内外のコワーキング情報は、「カフーツ伊藤のコワーキングマガジンOnline(note)」、「世界の事例で読み解くコワーキングの未来(WORK MILL)」で、お読みいただけます。
⚫日本初のコワーキング「カフーツ」のコトの起こりとそれから(ちょっと長いです)
ぼくは2007年からネットマーケティングをテーマにした勉強会を、ネットマーケティング研究会、略して「ネマ研」と称して月に1回、友人のギャラリーを借りて開催していました。
この勉強会はちょっと変わっていて、その日のテーマについて最初から最後までぼくが一方的に参加者に向かって講義するのではなく、冒頭にぼくが共有しておくべき事項をレクチャーしたあと、参加者全員が順に発言し、各自の持つ体験、情報、知見を全員で共有するという形態で進行していました。
しかも、開始時間の19時になるとまずビールで乾杯し、ケータリングしてもらったおつまみを口にしながらの非常にリラックスした勉強会でした。しかしこの、コンサルタントの一般論を全員が畏まって聞くのではなく、和気あいあいとしたムードで実践者の具体論を皆で共有するというスタイルが評判を呼び、毎回、違うテーマに沿ってさまざまな人たちが参加するようになりました。
そんなある日、2009年の夏ごろ、参加者のひとりが「こうしていろいろ教え合うのはとてもいい。でも、月に一回だけではなくて、いつでもそこに行けば仲間がいて、教え合う、ついでにそこに電源とWiFiがあれば仕事もできる、そういう場所があったらいいと思うんだけど、伊藤さん、やらないんですか?」と言って来られました。
でもそうするには、そのための場所が必要です。ぼくはすでにオフィスを借りてましたから、そうすると2部屋分の家賃を払わなくてはならなくなるので無理と思ってスルーしていました。するとその翌週、また別の人が同じことを言ってきました。「みんなで使えるスペースがあったらいいと思うんだけど、どうかなぁ?」。「あれ?こないだも誰かそんなことを…」。ここで、 ぼくの頭の中で黄色信号が点滅し出しました。
するとまたその翌週、また別の人が「伊藤さん、みんなで集まれる場所を…」。ここで、信号が青に変わりました。これは「あなた、やりなさい」という神の啓示だなと思ったのです。
でも、どこから手を付けたらいいのかさっぱり判らない。それから何週間も経って、シアトルのOfficeNomadsというコワーキングのウェブサイトに突き当たりました。当時、トップページにビデオが貼ってあり、それを再生すると「コワーキングスペース」とは誰が何をするところなのかがすぐ判りました。
フリーランサーや個人事業主がそれぞれやって来て各自の仕事をするための共用ワークスペース、それがコワーキングスペースでした。それぞれが独立しているけれども、ときにコラボを組んで一つの案件に取り組む。そのうち、目的を同じくするワーカー同士で会社設立に至ることもある。前述の「コワーキングの5大価値」が確かにそこで提供されていたわけです。
そこにキッチンもあり、座り心地のよさそうなソファもあり、犬が寝そべってて、壁には自転車が掛けられていて、勉強会やイベントをするためのカンファレンスルームもある。これだと思い、早速、ネマ研のメンバーを集めてプレゼンしたところ、「それ、やろう」ということになりました。
勉強会の運営方法を模索していた結果、共用のワークスペースを運営することになったのですが、あとから考えてみると、ネマ研自体が仕事もするしセミナーもするしパーティもする、そういう目的を果たしつつローカルのワーキングコミュニティとして機能する「コワーキング」の下地になっていたのです。
また、ぼく自身が個人事業者であり、得意な仕事領域を持つワーカーとチームを組んで役割分担しながら仕事をするスタイルを実践していましたから、まさに当事者としてこういう環境が必要であるのは感じていました。人と人がつながって目的を達成したり、課題を解決するための仕組みとしてコミュニティが有効であることはネマ研の経験ですでに実感していたのです。
それは、2008年にダニエル・ピンク氏の『フリーエージェント社会の到来』を読んでいたことも関係しています。これからは、同じ会社という狭い枠組みで仕事をするのではなく、個々に独立したプロフェッショナル(職業人)が自在にチームを組んで相互に補完しながら仕事をする。この本にはコワーキングという言葉は出てきませんが、そういう働き方が当たり前になると予言していました。
そうして、ぼくら自身がコワーキングを必要としたため、ぼくはその運営をすることになり、その日から、ぼくは自分のオフィスではなくカフーツで仕事をするようになりました。つまり、ぼくは日本で最初のコワーキングスペースの運営者であり、かつまた、日本で最初のコワーカーでもあるわけです。
ちなみに、日本のコワーキング黎明期である2010年〜2011年に産声を上げたコワーキングスペースは、ほぼ例外なく、自らそういう環境を必要とした人たちによって開設されています。場所を人に貸して利用料を徴収することを目的とした不動産業としてはじめた人は、ぼくの知る限りいません。それは、2011年の東北大震災後、しばらく経ってからの東京ではじまるのですが、そのことも講座でお話します。
しかしそれからは、アメリカのものまねではうまくいかないことを早々に悟り、試行錯誤の連続、本当に存在価値のあるコワーキングとしてやってはいけないこととやるべきことを日々の実践の中で会得してきました。そうするうちに、コワーキングは単なる作業場ではなく、結局のところまちづくりの一翼を担っているということに気づきました。
コワーキングツアーを2016年から断続的に開催し続けて来て、これまでに国内・国外の特に地方の125箇所のコワーキングにおじゃましていますが、その旅を続けるうちに、ローカルコワーキングがどういう役割を担っているかがはっきり見えてきました。それはまるで属性の違う人たちが、個人の達成したい目的や、解決しなければならない社会課題を持ち込むハブであり、そこに集う人たちが関わり代を持つことで相互に助け合うインフラであり、コモンズとして機能するコミュニティでした。
それを図にしたのが、この講座の中軸である「コワーキング曼荼羅」です。ここに集約されているテーマをひとつずつ紐解いていくことで、自分たちの町に必要なコワーキングの理想像を描くことができます。
ちなみにぼくはカフーツをはじめてから、チームで仕事をしやすくなり、以来ずっとそのスタイルで仕事しています。それぞれが得意分野を持つプロフェッショナルであり、いずれも技量と知識とそして人格に絶対の信頼を置けるメンバーです。
ウェブサイトやオウンドメディア、コンテンツの企画・制作など、ご指名で受けるライティングは一人でやるものもありますが、ほとんどがコワーキングでつながった仲間でコラボして役割分担して取り組み、納品して収益を上げています。
そういうアライアンスを組むことで、お互いに活躍の機会と実績に寄与できますし、同時にコワーキング自らも収益を上げられます。つまり、コワーキングそれ自体が稼ぐ集団になるということです。先の「農家のお母さんが卵を持ち込んできた」という一件は、まさにその好例です。そうして、コワーキングスペースの維持継続性が増すことになります。これも、この講座でお話します。
ぼくは自分と同じく、自分たちにコワーキングが必要と考える人たちを対象にこの講座を開講しています。場所貸しのビジネスありきではなく、参加するワーカーの経済活動というビジネスの要素を絡めつつ、そのカツドウがより良い社会にするために有効であると考える人たち、その人たちを支援したいと思っています。
ぜひこの講座を受講して、皆さんご自身のためのコワーキングを実現するために役立てていただきたいと思います。
⚫カリキュラムとスケジュール
<オンライン講座>
(1時限目)2024年9月19日(木)20:30〜
「コワーキングの基礎知識と実現したいローカルコワーキングの形」
ただの作業場ではない、人と人がつながることで地域の課題を解決し、個人の目的を達成するためのコミュニティとしてのコワーキングを学びます。
・コワーキングの歴史を辿る〜過去・現在・未来
・コワーキングの5大価値とは何か
・コワーキング曼荼羅の8つのテーマ〜それは人と人をつなぐ仕組み
・各地のローカルコワーキングの事例
・ローカルに本当に必要なコワーキングを構想する
・コワーキング曼荼羅を描こう
(2時限目)2024年9月26日(木)20:30〜
「協働・共創関係を育むコミュニティ運営の基本」
コミュニケーションとコラボレーションを促進し、利用者もコミュニティ運営に関わるカルチャーをいかに醸成するかを学びます。
・コワーキングはコミュニケーションありき
・コラボレーションがすべての原点
・頼りにされるコワーキングマネージャー3つのホスピタリティ
・チームで運営するということ〜○人寄れば文殊の知恵
・インディー・コワーキングとは何か
・コワーキングと異業種との協業を考える
・オンラインコミュニティの運営方法
(3時限目)2024年10月3日(木)20:30〜
「人の集まるイベントの企画と催行」
利用者の目的達成や課題解決のために役立つイベントを開催することで、コミュニティに参加する価値のあるコワーキングとなる手順を学びます。
・なぜイベントをするのか〜コラボと起業支援の第一歩
・単発で終わらせないテーマの選定〜ネタは現場にある
・各地のローカルコワーキングの事例
・告知・集客・決済に使えるツールとサービス
・他のコワーキングとの共同企画〜コワーキングツアー
・ローカルこそオンラインイベントを開催する理由
(4時限目)2024年10月10日(木)20:30〜
「マーケティングと情報発信」
コワーキングの認知度を高め、新規の利用者を獲得し、メンバーシップを維持するためのマーケティングノウハウと情報発信の方法について学びます。
・情報収集の方法〜これだけはやっておこう
・ファンマーケティングの考え方
・ブランディングを考える
・各地のローカルコワーキングの事例
・配信コンテンツはこう作る
・最強のマーケティングツール「コミュニティ」の活かし方
・多すぎるツールからどれをどう使うか〜オンラインとオフライン
(5時限目)2024年月10月17日(木)20:30〜
「リモートワークとワーケーション、そしてデジタルノマド」
コワーキングを地域外から訪れるリモートワーカーと地元のローカルワーカーとの接合点にし、継続的なリレーションシップを築くことで、コワーキングに常に新しい風を呼び込むことを学びます。
・テレワークからリモートワーク、デジタルノマドまで〜働き方はこう変わっている
・ワーケーションとコワーケーションはここが違う
・世界のデジタルノマド事情〜知の再結合とは何か
・デジタルノマドとローカルコワーキング
・ローカルコワーキングによるワーケーションの企画と催行
・コリビングとコワーキングの関係〜移住と移「働」
(6時限目)2024年10月24日(木)20:30〜
「収益モデルと運営コストを考える」
コワーキングにおける利用料以外の収益の上げ方と、開設のための資金調達、および運営コストについて学びます。
・収益モデル
・デスク利用料の設定〜ユーザーによって変わる料金テーブル
・イベント企画・開催
・稼ぐ集団としてのコワーキング
・利用料以外の収益モデルの事例 ほか
・運営コスト
・何にコストをかけるべきか〜施設・設備を考える
・行政・自治体補助金の活用
・クラウドファンディング〜同好の士を集めるファンマーケティング
・運営スタイルによるコスト分散 ほか
・コワーキングモデルキャンバスを描こう
(7時限目)2024年10月31日(木)20:30〜
「実現したいコワーキングを言語化・見える化する+まとめ」
・最後にもう一度コワーキング曼荼羅を描こう
・ゲストスピーカーとのトークセッション(予定)
・各自プレゼンと講評
・まとめ
※各回100分〜120分を予定しています。(ただし、参加人数によりワーク、ダイアログに時間を要する場合など延長の可能性あり)
※各回とも「講義+質疑応答+ダイアログ(対話)または演習」で構成します。
※特に「ダイアログ(対話)」の時間は相互に学び合う貴重な時間ですのでテーマによっては長めに取ります。
※適宜、テーマによっては宿題を出します。
※講義にはZoomを使用します。
※講義内容は毎回ビデオに収めて、後日、受講者にYouTubeで限定公開します。
※時事ネタを取り扱う場合など、進行によっては講義の一部を変更、もしくは前後の日程に振り替える場合があります。
⚫講座修了後
全科目を受講した方は、以後、開催されるオンライン、オフラインでの有料イベント、セミナーに割引料金で参加できます。
また、現在、運営中のFacebookグループ「=コワーキングLAB=ローカルコワーキングのための学びと部活動」には、いつからでもご参加いただけます。
なお、コワーキング運営に際しては、個別相談もお受けしています。
⚫講師&コーチ:プロフィール
伊藤富雄(Ito Tomio)
経済産業省認可法人「コワーキング協同組合」代表理事。日本初のコワーキング「カフーツ〜コワーキング@神戸」 主宰。
コワーキング開業・運営を支援するコワーキング・プロデューサー&メンター&コーチ。コワーキング・ワークショップ主宰。コワーキングを含む各種ウェブメディア企画、制作、執筆、翻訳、編集。
2010年5月に日本で最初のコワーキングスペースを神戸に開設し、以来、14年余にわたって自らコワーキングを運営しつつ、全国各地の産官学民のコワーキングプロジェクトのご相談に応じサポートする。
2016年以来、全国および海外のコワーキングスペースをめぐる「コワーキングツアー」では、国内127ヶ所、海外11ヶ所のコワーキングを訪問(2023年12月現在)。ツアー以外を含めるとその倍のコワーキングのネットワークを持つ。
2011年、日本で最初のコワーキングイベント「コワーキングフォーラム関西2011」を開催、その後、各地のイベントで登壇。山形県酒田市、長野県佐久市、福岡県北九州市、徳島県美馬市、沖縄県宜野湾市、鹿児島県奄美市および徳之島町、愛媛県西条市、岩手県盛岡市、北海道北見市、山口県宇部市、その他の地方自治体で、コワーキング、リモートワーク、ワーケーション等をテーマに講演多数。また、個人、法人、自治体からの個別相談にもオンライン、オフライン問わず随時対応。
目下のテーマは、「コワーキング曼荼羅」によるコミュニティとしてのローカルコワーキングの共創と、リモートワーク時代の新しい働き方の啓発と普及。全国の1788の自治体すべてにローカルコワーキングを整備し、それらを縦横につないだコワーキングのエコシステムの構築を目指す。
2010年、日本で最初のコワーキングスペース「カフーツ」を神戸に開設。
2011年、日本初のコワーキングイベント「コワーキングフォーラム関西2011」を神戸で開催。
2012年、経産省認可法人コワーキング協同組合設立、代表理事就任。
2014年、日本初のコワーキング情報ムック『コワーキングマガジン』発行。
2016年、全国のコワーキングスペースをめぐる旅「コワーキングツアー」開始。(2024年7月現在、全国&海外125ヶ所訪問)
2017年、リモートワーク時代におけるコワーキングについて情報共有し行動するイベント『移働の時代 "Beyond the Coworking" 』をスタート(2024年7月現在17回開催)。
2020年、各地のローカルコワーキングを紹介するウェブメディア『コワーキングプレス』開始。
2021年、ローカルコワーキングのための学びと部活動 「コワーキングLAB 」開設。
2022年、「コワーキング開業・運営個別相談室」開設。 地方自治体向け「ローカルコワーキング共創塾」開塾。
2023年、「全国のコワーキングをネットワーク化しイベント情報の共有と収益の分配を実現するスマホアプリ開発プロジェクト」でコワーキング協同組合としてクラウドファンディングに挑戦。2024年5月「cosac」β版リリース。
WEBメディア:
連載:世界の事例で読み解くコワーキングの未来(WORK MILL)
カフーツ伊藤のコワーキングマガジンOnline(note)
著作:
『グレイトフルデッドのビジネスレッスン#』(翻訳)
『USERS 顧客主義の終焉と企業の命運を左右する7つの戦略』(共訳)
『現場のプロがやさしく書いた Webサイト運営・プロデュースの教科書』(共著)
『コワーキングマガジンVol.1』(取材・執筆・編集・発行人)
⚫受講料
・全7時限(早割) 88,000円(税込)→ 77,000円(税込) ※先着7名
・全7時限 88,000円(税込)
・お支払い方法:オンラインでのクレジットカード決済または銀行振込
※自治体によっては受講費の一部を補助する補助金制度があります。
例えば、福島県では「テレワーク施設利活用促進補助金」制度があり、その中で「テレワーク施設の付加価値向上に資する事業」として「コミュニティマネージャーとしての能力向上に必要な経費への補助(先進事例の視察や研修会への参加を含む。)に要する経費」が対象になっており、過去にこの制度を活用して受講された方がおられます。
受講をご検討の際には、地元自治体にこの種の補助金制度がないか、一度、お確かめください。
⚫開催場所
オンラインビデオミーティングのZOOMを使用します。
参加者の方には事前に参加URL・参加方法をご案内します。
⚫オンライン受講時の注意事項
・ZOOMにアクセスできるインターネット環境、PC または スマホ(アプリもあります)が必要です。
⚫定員
15名(最少催行人数1名)
⚫キャンセルおよびご返金について
・講座受講のキャンセルは、受講日初日の前々日23:59まで可能です。キャンセルされる場合は、次回以降の講座へ振り替えさせていただきます。
・前日、当日のキャンセル、およびキャンセル連絡なしでの欠席や、当日の遅刻に伴う値引きや返金については対応いたしかねます。
⚫お申し込み
受講のお申し込みは、以下のフォームからお送りください。
お申込み後、折り返し受講料のお支払いについてのメールをお送りします。
⚫お申込み締切
※※※この講座のお申し込みは2024年9月17日(火)をもちまして締め切らせていただきました※※※
全7時限(早割)は先着7名で締め切りますので、お早めにお申し込みください。
最終のお申し込み締め切りは、2024年9月17日(火)23:59です。
※お申し込み前のご相談もオンラインで実施しています。末尾のお問合せフォームからお申し込みください。
⚫お問い合わせ
この講座に関するご質問、不明の点は、以下のお問合せフォームからお問い合わせください。
また、お申し込み前にオンラインでの面接も実施していますので、ご希望の方はこのお問合せフォームからお申し出ください。
折り返し、メールにてお返事いたします。
⚫主宰
カフーツ〜コワーキング@神戸〜
〒650-0015 兵庫県神戸市中央区多聞通2−1−17−101
TEL.078-599-5809
info@cahootz.jp
⚫協賛:
コワーキング協同組合
©2024 ito tomio / Cahootz