※このセミナーの受講者募集は終了しました※
「自分たちで運営したい人のためのローカルコワーキング開設運営セミナー<特別基本編>」は、地域の人々のカツドウの拠点としてコワーキングスペースを開設し、利用者のさまざまな目的達成や課題解決をサポートし、地域に価値をもたらすローカルコミュニティとしてのコワーキングを健全に運営するためのオンライン講座です。
コワーキングは単なる作業場ではなく人と人をつなぐハブであり、知の結合点であり、その地に新たな価値を生み出す手段でありスキームであって、スペースそれ自体が目的ではありません。そして、そこを拠点に展開されるあらゆる活動がローカル経済の活性化に大いに貢献することで、サステナブルなまちづくりの一翼を担っています。
このセミナーは、コワーキングスペースを単なる作業場として有料で貸す不動産ビジネスの目的のためではなく、自分たちのさまざまな活動(仕事に限らず、個人の目的達成や社会の課題解決なども含む)のために自ら起ち上げ、運営する、という目標を掲げ実現する方のための講座です。
コワーキングを運営するためには多種多様なタスクがあり、利用者にはさまざまなニーズとウォンツがあります。それらに適切に対処し、自分たちの町のローカルコミュニティとしてコワーキングを運営する方法を学び、実践することを目的としています。
講師は2010年5月に日本初のコワーキングスペース「カフーツ」を神戸に開設し、日本で一番長いコワーキング運営のキャリアを持つ伊藤富雄が務めます。
⚫過去に受講された方からはこんな評価をいただいています。
「すべての講義に価値がありました。数年ごとにこの講座を受けたいくらいです」(島根県Nさん)
「コワーキングについて真剣に考えるきっかけとなりました」(兵庫県Sさん)
「オープンして間もなくで右も左も分からないまま始まり、不安な気持ちが大きかったのですが、今回の講座を受けて少し自信をつけることができました」(広島県Hさん)
「たくさんのヒント、マネージャーとしての在り方、協働関係を育むコミュニティなど気づきの連続でした」(長野県Hさん)
「「頼りにされるコワーキングマネージャーの3つのホスピタリティ」の部分。事例やプロファイルのプロセスについては非常に参考になりました」(島根県Eさん)
「なにより、伊藤さんを始めとしてコワーキングマネージャー同士のつながりができたことが嬉しいです!」(広島県Yさん)
「地域におけるコワーキングの役割を知り、今利用してくれている方と仲間になり、さらに自分が施設の外に出て地域との繋がりを作っていこうと意識が変わりました」(福島県Sさん)
「コミュニティマネージャーとしてのモチベーションがとても変わったと思います。講座を受けるたびに自分の好きがコワーキングにはあると感じました。毎回新しい発見があり、刺激の多い時間になりました。ありがとうございました。とても楽しかったです」(福島県Tさん)
⚫「自分たちで運営したい人のためのローカルコワーキング開設運営セミナー<特別基本編>」はこんな方におすすめです。
コワーキングとは何かをイチから学びたい
自分たちのためのコワーキングを自分たちで運営したい
コワーキングをローカルコミュニティとして地域の活性化に活かしたい
コワーキングを仕事だけでなく地域住民のあらゆる活動の場にしたい
コワーキングマネージャーのするべき仕事が何なのか判っていない
大都市圏ではない地方都市のローカルコワーキングがするべきことを知りたい
すでにコワーキングスペースを運営しているがさらにレベルアップを図りたい
施設や設備などがあっても運営ノウハウがないので身につけたい
利用者に頼られるコワーキングマネージャーとして自立したい
コワーキングを活用してサステナブルなまちづくりに貢献したい
コワーキングを関係人口創出のプラットフォームにしたい
など
⚫カリキュラムとスケジュール(2025年3月期)
<オンラインセミナー>
(1時限目)2025年3月6日(木)19:00〜
「コワーキングの基礎知識と実現したいローカルコワーキングの形」
ただの作業場ではない、人と人がつながることで地域の課題を解決し、個人の目的を達成するためのコミュニティとしてのコワーキングを学びます。
・そもそもコワーキングってなんだ?〜コワーキングの5大価値
・コワーキング曼荼羅の8つのテーマ〜コワーキングはただの作業場ではない
・先を行く各地のローカルコワーキングの事例
・自分たちのローカルに本当に必要なコワーキングを構想する
・コワーキング曼荼羅を描こう
(2時限目)2025年3月13日(木)19:00〜
「協働・共創関係を育むコミュニティ運営の基本」
コミュニケーションとコラボレーションを促進し、利用者もコミュニティ運営に関わるカルチャーをいかに醸成するかを学びます。
・コミュニティってなんだろう?
・コワーキングはコミュニケーションとコラボレーションありき
・頼りにされるコワーキングマネージャー3つのホスピタリティ
・みんなで運営するということ〜インディー・コワーキングとはなにか
・コワーキングも異業種と共創・協働・協業する
(3時限目)2025年3月20日(木)19:00〜
「人の集まるイベントとマーケティング」
利用者の目的達成や課題解決のために役立つイベントと、メンバーシップを維持するためのマーケティングノウハウと情報発信の方法について学びます。
・なぜコワーキングでイベントをするのか
・単発で終わらせないテーマの選定〜ネタは現場にある
・ファンマーケティングとコンテンツマーケティング
・告知・集客・決済に使えるツールとサービス
・各地のローカルコワーキングの事例
(4時限目)2025年3月27日(木)19:00〜
「収益モデルと運営コストを考える」
コワーキングにおける利用料以外の収益の上げ方と、開設のための資金調達、および運営コストについて学びます。
・収益モデル
・デスク利用料の設定〜ユーザーによって変わる料金テーブル
・稼ぐ集団としてのコワーキング
・利用料以外の収益モデルの事例 ほか
・運営コスト
・何にコストをかけるべきか〜施設・設備を考える
・行政・自治体補助金の活用
・クラウドファンディング〜同好の士を集めるファンマーケティング
・自治運営を考える ほか
・最後にもう一度コワーキング曼荼羅を描こう
・各自プレゼンと講評
・まとめ
※各回90分を予定しています。(ただし、参加人数によりワーク、ダイアログに時間を要する場合など延長の可能性あり)
※各回とも「講義+質疑応答+演習または対話」で構成します。
※毎回、受講期間中から実践していただける課題を出します。
※講義にはZoomを使用します。
※講義内容は毎回ビデオに収めて、後日、受講者にYouTubeで限定公開します。
※時事ネタを取り扱う場合など、進行によっては講義の一部を変更、もしくは前後の日程に振り替える場合があります。
⚫講座修了後
全科目を受講した方は、以後、開催されるオンライン、オフラインでの有料イベント、セミナーに割引料金で参加できます。
また、現在、運営中のFacebookグループ「=コワーキングLAB=ローカルコワーキングのための学びと部活動」には、いつからでもご参加いただけます。
⚫受講料
・1科目 16,500円(税込み)
・全4科目パック(早割:先着5名) 66,000円(税込) → 48,000円(税込)
・全4科目パック 66,000円(税込) → 58,000円(税込)
※このセミナーは、「自分たちでコワーキングを運営したい人のためのコワーキング開設・運営相談室」の「継続サポート」コースを選択されている方は、いつでもどの科目でも無料で受講できます。
ご希望の方は、まず「自分たちでコワーキングを運営したい人のためのコワーキング開設・運営相談室」の「継続サポート」コースを選択ください。
・お支払い方法:オンラインでのクレジットカード決済または銀行振込
※自治体によってはテレワーク施設の利活用を促進する目的の補助金制度があり、その中でコミュニティマネージャーの能力向上のための講座の受講費を一部補助する場合があります。
同種の講座でも、過去にその制度を利用された事例があります。
受講をご検討の際には、地元自治体にこの種の補助金制度がないか、一度、お確かめください。
⚫開催場所
オンラインビデオミーティングのZOOMを使用します。
参加者の方には事前に参加URL・参加方法をご案内します。
⚫オンライン受講時の注意事項
・ZOOMにアクセスできるインターネット環境、PC または スマホ(アプリもあります)が必要です。
⚫定員
各回10名程度(最少催行人数1名)
⚫キャンセルおよびご返金について
・講座受講のキャンセルは、受講日初日の前々日23:59まで可能です。キャンセルされる場合は、次回以降の講座へ振り替えさせていただきます。
・前日、当日のキャンセル、およびキャンセル連絡なしでの欠席や、当日の遅刻に伴う値引きや返金については対応いたしかねます。
⚫お申し込み
受講のお申し込みは、下のフォームからお送りください。
お申込み後、折り返し受講料のお支払いについてのメールをお送りします。
⚫お申込み締切
受講者募集は終了しました。
※お申し込み前のご相談もオンラインで実施しています。末尾のお問合せフォームからお申し込みください。
⚫コワーキングスペースは「ただの作業場」ではありません。
コワーキングはそもそも、そこに参加する人々に、以下の5つの価値を提供する仕組み(プラットフォーム)のことを言います。
コワーキングはIT・テクノロジー系のワーカーのための作業場というイメージがありますが、それは一部の大都市圏での話です。実際にはそれに限らず地域の課題を解決したり、個人の果たしたい目的を達成したりするために、人と人をつなぐスキームでもあります。それらは、こと仕事やビジネスに限らず、大きく8つのテーマに分けられます。そのことを図にしたのが、この「コワーキング曼荼羅」です。
「自分たちで運営したい人のためのローカルコワーキング開設運営セミナー<特別基本編>」は、この「コワーキングの5大価値」と「コワーキング曼荼羅」の概念を中軸において進行します。
⚫ローカルコワーキングとは
ローカルコワーキングとは、東京のような大都市ではない、人口50万人、10万人に満たない地方のごく普通の町にあるコワーキングスペースのことを指します。中には人口減少、少子高齢化が進み、空き家や空き店舗が目立ち、町全体の活力が弱まり維持継続性に課題を抱える町もあります。
しかし、そんな中でもコワーキングをハブとして人と人がつながり、相互扶助の精神で助け合い、共同体として活力を取り戻している例もあります。それぞれの課題、目的、テーマに関わり代を作り、お互いに補完し合うことでコトを前に進め実行することでローカル経済に貢献し、サステナブルな町づくりに協力しています。
人と人とのつながりを作り継続させつつ、まちのよろず相談室としてワンストップで解決するインフラ。それはある意味、コモンズと言ってもいいでしょう。
その町に愛着を感じて暮らし、協働関係、共創関係を結んで、いろいろなことに取り組む。そして、そこに閉じこもることなく地域外からの人も受け入れ、また新たなつながりを作る。それを継続する。
そういう人たちの集合体がローカルコワーキングです。
⚫自分たちのための理想のコワーキングを実現しよう
このセミナーでは、コワーキング運営に必須のノウハウを共有しつつも、ただ学ぶだけではなく、そこを起点に思考しアレンジしていくことによって、自分(たち)の理想とするコワーキング運営の像を自ら描くことを目指します。
コワーキングの基礎知識からコミュニティの構築・運営の方法、日々の情報発信やマーケティングの仕方、あるいは収益モデルなど、コワーキングの運営に必要とされる知識と情報を共有し、先行事例からヒントを得、対話と演習を交えて、ローカルコミュニティとしてのコワーキングをどう運営するかを習得します。
受講の対象は、コワーキングスペースを有料で貸す不動産ビジネスの目的のためではなく、自分たちのさまざまな活動(前述の「コワーキング曼荼羅」に示されるあらゆるカツドウ)のために自ら起ち上げ、運営する、という目標を掲げる方ですが、一般の方以外にも、例えば飲食店や書店、図書館、保育園、宿泊施設、あるいは商店街、教育機関、自治体、公民館、またNPO法人や協同組合など、ローカルに人の集まりを作りたい方々にも役に立ちます。
⚫講師:プロフィール
伊藤富雄(Ito Tomio)
講師は、2010年5月に日本で最初のコワーキングスペース「カフーツ」を神戸に開設し、以来、14年余にわたって自らコワーキングを運営しつつ、全国各地の産官学民のコワーキングプロジェクトのご相談に応じサポートしている、コワーキング協同組合代表理事の伊藤が務めます。伊藤自身、自分たちに必要な仕組み、環境としてコワーキングスペースを起ち上げた一人です。
2016年からはじめた主に地方都市のコワーキングを訪れてつながりを持つイベント「コワーキングツアー」で国内のコワーキング事情に精通しつつ、海外のコワーキング情報のチェックも怠らないコワーキングのプロデューサー、メンター、コーチです。国内外のコワーキング情報は、「カフーツ伊藤のコワーキングマガジンOnline(note)」、「世界の事例で読み解くコワーキングの未来(WORK MILL)」で、お読みいただけます。
経済産業省認可法人「コワーキング協同組合」代表理事。日本初のコワーキング「カフーツ〜コワーキング@神戸」 主宰。
コワーキング開業・運営を支援するコワーキング・プロデューサー&メンター&コーチ。コワーキング・ワークショップ主宰。コワーキングを含む各種ウェブメディア企画、制作、執筆、翻訳、編集。
2010年5月に日本で最初のコワーキングスペースを神戸に開設し、以来、14年余にわたって自らコワーキングを運営しつつ、全国各地の産官学民のコワーキングプロジェクトのご相談に応じサポートする。
2016年以来、全国および海外のコワーキングスペースをめぐる「コワーキングツアー」では、国内127ヶ所、海外11ヶ所のコワーキングを訪問(2023年12月現在)。ツアー以外を含めるとその倍のコワーキングのネットワークを持つ。
2011年、日本で最初のコワーキングイベント「コワーキングフォーラム関西2011」を開催、その後、各地のイベントで登壇。山形県酒田市、長野県佐久市、福岡県北九州市、徳島県美馬市、沖縄県宜野湾市、鹿児島県奄美市および徳之島町、愛媛県西条市、岩手県盛岡市、北海道北見市、山口県宇部市、その他の地方自治体で、コワーキング、リモートワーク、ワーケーション等をテーマに講演多数。また、個人、法人、自治体からの個別相談にもオンライン、オフライン問わず随時対応。
目下のテーマは、「コワーキング曼荼羅」によるコミュニティとしてのローカルコワーキングの共創と、リモートワーク時代の新しい働き方の啓発と普及。全国の1788の自治体すべてにローカルコワーキングを整備し、それらを縦横につないだコワーキングのエコシステムの構築を目指す。
2010年、日本で最初のコワーキングスペース「カフーツ」を神戸に開設。
2011年、日本初のコワーキングイベント「コワーキングフォーラム関西2011」を神戸で開催。
2012年、経産省認可法人コワーキング協同組合設立、代表理事就任。
2014年、日本初のコワーキング情報ムック『コワーキングマガジン』発行。
2016年、全国のコワーキングスペースをめぐる旅「コワーキングツアー」開始。(2024年7月現在、全国&海外125ヶ所訪問)
2017年、リモートワーク時代におけるコワーキングについて情報共有し行動するイベント『移働の時代 "Beyond the Coworking" 』をスタート(2024年7月現在17回開催)。
2020年、各地のローカルコワーキングを紹介するウェブメディア『コワーキングプレス』開始。
2021年、ローカルコワーキングのための学びと部活動 「コワーキングLAB 」開設。
2022年、「コワーキング開業・運営個別相談室」開設。 地方自治体向け「ローカルコワーキング共創塾」開塾。
2023年、「全国のコワーキングをネットワーク化しイベント情報の共有と収益の分配を実現するスマホアプリ開発プロジェクト」でコワーキング協同組合としてクラウドファンディングに挑戦。2024年11月「cosac」 運用開始。
WEBメディア:
連載:世界の事例で読み解くコワーキングの未来(WORK MILL)
カフーツ伊藤のコワーキングマガジンOnline(note)
著作:
『インディー・コワーキングとは何か: これからのコワーキングとその周辺 Vol.1』(Kindle)
『グレイトフルデッドのビジネスレッスン#』(翻訳)
『USERS 顧客主義の終焉と企業の命運を左右する7つの戦略』(共訳)
『現場のプロがやさしく書いた Webサイト運営・プロデュースの教科書』(共著)
『コワーキングマガジンVol.1』(取材・執筆・編集・発行人)
⚫お問い合わせ
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また、お申し込み前にオンラインでの面接も実施していますので、ご希望の方はこのお問合せフォームからお申し出ください。
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⚫主催
コワーキング協同組合
カフーツ〜コワーキング@神戸〜
〒650-0015 兵庫県神戸市中央区多聞通2−1−17−101
TEL.078-599-5809
info@coworking.coop
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