<トーキング・コワーキング・スタディツアー> #1
広島尾道「bench!」編
「ローカルコワーキングはまちとのつながり代をこうして作る」
2026年1月17日(土)13:00~1月18日(日)15:00
<トーキング・コワーキング・スタディツアー> #1
広島尾道「bench!」編
「ローカルコワーキングはまちとのつながり代をこうして作る」
2026年1月17日(土)13:00~1月18日(日)15:00
<トーキング・コワーキング・スタディツアー> #1
広島尾道「bench!」編
「ローカルコワーキングはまちとのつながり代をこうして作る」
2026年1月17日(土)13:00~1月18日(日)15:00
昨今、日本の各地でコワーキングスペース(以下、コワーキング)が開設されています。大変喜ばしいことです。
ただ、この世には同じコワーキングは2つとしてありません。それぞれのコワーキングが、そこに集まる人たちによってコミュニティを形成している限り、違う空気、違う顔、違うカルチャーを持っています。なので、同じコワーキングであるはずがありません。
そして、その運営スタイルもそれぞれのヴィジョンやミッション、もっと言うと運営者の思想・哲学に基づいた方法論によって、日々、構築、実行されています。
そうした先行事例から学ぶことは、驚くほどたくさんあります。
その際、ローカルコワーキングはローカルコワーキングに学ぶ。これが鉄則です。ローカル(郊外、地方)が東京のような大都市から学ぶことは実はほとんどありません。なぜなら、前提条件があまりにも違うからです。言い換えると、東京は東京でしか通用しません。
一方、ローカルには、人口減や経済力の低下などローカルならではの、そして今後日本中のまちが直面する課題を抱えながらも、柔軟な発想と創意工夫によってそれを克服し、地域にインパクトを与えるいわば「市民インフラ」として見事に経営、運営されているローカルコワーキングがあります。
ちなみに、そのノウハウは、逆に大都市圏のコワーキングにおいても有益であることは言うまでもありません。つまり、我々がお手本にするべきコワーキングはローカルにあるのです。
その先行事例を「人」を起点に紹介しているYouTubeのライブ番組が、今年の1月から再開した「トーキング・コワーキング」です。
この番組では、どういう経緯でコワーキングの運営に至ったか、どういう目的があったのか、そしてどういう人たちがどういう活動をしているのか、そこにどんな課題があるのか、そして、これからコワーキングを運営したい人に向けてどういうアドバイスをするのか、など、実際に現場を切り回している人だから話せるお話を根掘り葉掘り訊いています。
ある方からは「コワーキングの教科書ですね」と言っていただきました。また、「参考になっています」というコメントも多々いただいています。
そして今回、その番組数も46本を超えたところ(2025年11月21日現在)で、この「トーキング・コワーキング・スタディツアー」の企画をスタートいたします。
今度はオンラインではなくて、
実際にそのコワーキングに集まって、現場を体験しつつ、直接、その運営者からもっと深いところを学ばせていただこう、そして参加者全員がリアルにつながろう、
というのがスタディツアーの趣旨です。
そこでは、オンラインでは話さなかった(話せなかった)ここでしか聞けない(訊けない)話もあるでしょうし、また、そのコワーキングを利用されている方やその地域の方のお話から得るものもたくさんあるはずです。
まちづくりのいち手段として、コワーキングスペースをどのように位置づけ、どういう視点でまちを捉え、どんな活動を行うことで地域に貢献できるか、そしてそれによっていかにローカルコワーキングを継続運営していくか、を学びます。
そしてもうひとつ、ローカルコワーキングの運営者同士がリアルにつながり、「仲間」となる機会にすることも、このスタディツアーの目的です。そこで共有される情報や知見、アイデア、ヒント、インサイト、さらには課題とその解決策が、お互いのコワーキング運営に大いに役立ちます。
今回、その第1回目として、広島県尾道市のコワーキング「コワーキング&コミュニティハブ bench!」にて開催します。
講師を務めていただく後藤 峻さんには、去る2025年1月31日に「トーキング・コワーキング」にご出演いただきました。その時のビデオはこちらです。ご参加の前の予習として、また、ご参加の検討材料として御覧ください。
今回、ここでのお話を更に深堀りし、また配信以降の「bench!」さんの運営や後藤さんの活動についてプレゼンいただき、それを起点に街歩きとゲストを招いてのトークセッション、そして、参加者全員で自由に話し合うダイアログとワークという構成で開催します。
テーマは、
「ローカルコワーキングはまちとのつながり代をこうして作る」
です。
「関わり代」と言わず、あえて「つながり代」としたのには理由があります。”まちとの関わり代”となると、まちに対して関わろうとする一方的なベクトルが働いて、どこか距離を感じさせます。そうではなくて、お互いがフラットな関係を結ぶという意味で「つながり代」と表現しています。
後藤さんは、コワーキングを単なる作業場としてではなく、まちを活性化するためのインフラと位置づけ、地元の商店街をはじめ地域の事業者、個人、の方々をゲストにオンラインラジオを約100回も配信するなど、「まちとコワーキングのつながり代」について長年、発想と実行を重ねてきたプロフェッショナルです。その体験に裏打ちされた、まさに血の通ったノウハウを学ぶ絶好の機会になります。
ローカルコワーキングの運営に携わっている方、まちづくりに取り組んでいる方、地域の活性化に役立つコワーキングを運営されたい方は、この機会にぜひご参加ください。
⚫プログラム:タイムスケジュール
第1日目:2025年1月17日(土)
1.オリエンテーション&基本情報の共有(伊藤) 13:00-14:00
「(仮)地域に対するローカルコワーキングの役割と可能性」
チェックイン、参加者の自己紹介の後、スタディツアーの概要説明とコワーキングについて抑えておきたい基本的なことを共有します。
2.プレゼンテーション&質疑応答(後藤) 14:00-15:30
「ローカルコワーキングはまちとのつながり代をこうして作る」
・①みんなで1つの仕事を生み出すこと=コワーキング
・②つながり代…施設にないもの、地域にないもの、その人にないもの
・③収益の話=施設利用(月会費+ドロップイン)+①で収益を作る
・④どうやってつながっていくのか、どんな会話からつながるきっかけが生まれるか
・⑤まちにコワーキングがあることで生まれるもの=まちの capability を広げる
後藤さんが「bench!」をベースとして取り組んでいる活動についてプレゼンテーションし、質疑応答します。事例や実現の方法を聞き、自分のコワーキングならどうか、と発想を広げる(自分の地域に帰ってから実行できる)ことを目的とします。
3.まち歩き 15:30-17:30
実際に尾道の街を、こちらからお出しする課題①を持って巡ってみます。
4.ワーク①&発表 17:30-18:30
プレゼンテーションとまち歩きの結果を踏まえて、課題①の発表をします。
5.自由時間 18:30-19:00
連絡ごとなど、この時間帯でどうぞ。なお、主催者への質問も受け付けます。
6.懇親会 19:00-21:00
ご近所のお店で飲食しながら、交流を深めましょう。
会場:『鉄板焼×居酒屋 千』(食べログ)
第2日目:2025年1月18日(日)
1.トークセッション&ダイアログ 9:00-10:30
「bench!」に関わりのあるゲストを招いてお話を聞き、参加者全員でダイアログ(対話)します。
2.ワーク② 10:30-12:00
前日のワーク①とトークセッションを踏まえて、課題②に取り組んでいただきます。
3.昼食&休憩 12:00-13:00
お昼ご飯を食べながら情報共有もしましょう。
4.ワーク②発表&レビュー 13:00-14:30
課題②について各自発表し、参加者にレビュー(意見、感想、ヒントなどの共有)してもらいます。
5.振り返りブログ&チェックアウト 14:30-15:30
各自、今回の体験をブログ(VLOG可)に書いて発表し、振り返りとします。質疑にも対応します。
6.解散 15:30
⚫このスタディツアーはこんな方にオススメです
・本当のコワーキングとはなにかを実例を以って学びたい方
・自分たちのコミュニティとしてローカルコワーキングを運営したい方
・コワーキングで仲間づくりをしたい方
・コワーキングをまちづくりの拠点として運営したい方
・ローカルコワーキングの収益モデルを充実させたい方
・地域の課題や個人の目的を共有し、それらの解決や実現にコワーキングを活用したい方
・地域住民の交流と活動を支援するためにコワーキングの活用を検討している自治体の方
・学生と社会人の交差するコミュニティの構築を目指している教育機関の方
など
⚫講師:後藤 峻氏プロフィール
京都市生まれ。2015年に尾道へ移住。移住後はシェアオフィス「ONOMICHI SHARE」で8年間勤務の後、2024年12月に独立。コワーキング&コミュニティハブbench!を開業。日常におけるコワーキングの場面や、若者チャレンジ講座など地元自治体の事業を通じて地域での協働や共創のきっかけ作りに取り組む。
また、同時に尾道市の移住支援や尾道商業高校での産業教育コーディネーターなどの役割を担う。コミュニケーションによって成り立つことに可能性を感じ、コワーキングマネージャーとしての経験が生きるシーンを引き続き探している。
⚫講師:後藤 峻氏からのメッセージ
コワーキングという世界を知り10年が経ちました。この期間には日本国内に様々なコワーキングスペースが開業されました。施設によって担うテーマはそれぞれだと思います。
私は尾道という地域でのコワーキングスペースを考えたときに、都市に対しての別荘のようなワークスペースではなく、尾道という地域だからこそ“地域に繋がっていくような場”であってほしいと切り替えて施設運営を行ってきました。
地域に繋がる場ではどういうことができるでしょうか。地域と連携したい、ハブになりたいなどいろいろな声があがるなかで、どうしたらそれが実現するのでしょうか。またその先にはどんなことが起こるのでしょうか。
描けるものもあれば、動かしながら見えてくることもあるかもしれません。動かすことで地域の輪郭がよりはっきりしてくること、できること、できないことも整理されていくと思います。
bench!を開業し1年ほどしか経っておらず、私自身もまだ実証の段階ではありますが、この1年でどんなことが起こり、今どんな世界を期待しているか。あるいは尾道の変化のなかで、どんな可能性がまだ残っているか、そんなことを一緒に探す2日間になればいいなと思います。尾道の事例が、皆さんの地域での活動に応用できるものになれば幸いです。ぜひ一緒にローカルコワーキングについて考えましょう。
⚫企画・進行:伊藤富雄プロフィール
経済産業省認可法人「コワーキング協同組合」代表理事。日本初のコワーキング「カフーツ〜コワーキング@神戸」 主宰。
コワーキング開業・運営を支援するコワーキング・プロデューサー&メンター&コーチ。コワーキング・ワークショップ主宰。コワーキングを含む各種ウェブメディア企画、制作、執筆、翻訳、編集。
2010年5月に日本で最初のコワーキングスペースを神戸に開設し、以来、13年余にわたって自らコワーキングを運営しつつ、全国各地の産官学民のコワーキングプロジェクトのご相談に応じサポートする。
2016年以来、全国および海外のコワーキングスペースをめぐる「コワーキングツアー」では、121ヶ所のコワーキングを訪問(2023年9月現在、全国&海外)。ツアー以外を含めるとその倍のコワーキングのネットワークを持つ。
目下のテーマは、「コワーキング曼荼羅」によるコミュニティとしてのローカルコワーキングの共創と、リモートワーク時代の新しい働き方の啓発と普及。全国の1788の自治体すべてにローカルコワーキングを整備し、それらを縦横につないだコワーキングのエコシステムの構築を目指す。
ブログ:カフーツ伊藤|note https://note.com/kanzan10to9/
ポータルサイト:https://www.itotomio.com
⚫<トーキング・コワーキング・スタディツアー> #1 広島尾道「bench!」編 開催概要
日時:2026年1月17日(土)13:00~1月18日(日)15:00
〒722-0045 広島県尾道市久保三丁目5-1(地図)
定員:15名 ※最少催行人数5名
参加費: 39,800円(税込み)
※参加費には、第1日目夜の懇親会費用(ドリンク2杯付き、3杯目以降+500円)も含まれます。
※交通費、宿泊費は含まれません(ご希望の方には宿泊先をご紹介します)。
※参加費のお支払いはクレジットカード、または銀行振込のいずれかでお願いいたします。
事前にネット検索で尾道というまちの「アタリ」をつけておくと、なお理解が深いです。
ぜひ、ご参加ください!
⚫お申し込み
参加のお申し込みは、以下のフォームからお送りください。
お申込み後、折り返し受講料のお支払いについてのメールをお送りします。
お申し込み締め切りは、2026年1月15日(木)23:59です。
※お申し込み前のご相談もオンラインで実施しています。末尾のお問合せフォームからお申し込みください。
⚫お問い合わせ
この講座に関するご質問、不明の点は、以下のお問合せフォームからお問い合わせください。
また、お申し込み前にオンラインでの面接も実施していますので、ご希望の方はこのお問合せフォームからお申し出ください。
折り返し、メールにてお返事いたします。
⚫主催
コワーキング協同組合
〒650-0015 兵庫県神戸市中央区多聞通2−1−17−101(カフーツ内)
TEL.078-599-5809
info@coworking.coop
⚫共催:
コワーキング&コミュニティハブ 「bench!」
カフーツ〜コワーキング@神戸〜
©2025 コワーキング協同組合/カフーツ