2泊3日ド短期集中型
コワーキングマネージャー養成講座
広島:ONOMICHI SHARE編〜

※この講座は終了しました。

●日程

2023年10月18日(水)〜20日(金)


●開催場所

ONOMICHI SHARE

〒722-0035 広島県尾道市土堂2丁目10−24
TEL.0848-38-2911

ウェブサイトはこちら。


⚫カリキュラム

1〜3時限目はコワーキングの基礎知識からコミュニティとしてのコワーキングの運営、人をつなげるきっかけとしてのイベント企画と催行、そしてコミュニティをベースとしたマーケティングの方法について講義します。

ここで、利用料だけを目的とする「ハコ」ではなく、「ヒト」をつなぎ「コト」を起こすプラットフォームとしてのコワーキングについて多くの事例を共有して学びとります。

4時限目では、コロナ禍を背景に、「地域外企業や個人の尾道へのアクセスを促すこと」を目的にオンラインの技術を独学で学び、 尾道で働く人をつなぐライブ配信「オノミチシェアチャンネル」をスタートしたONOMICHI SHAREの後藤峻氏にも講義いただきます。

このチャンネルがきっかけで地域内の事業者やプレイヤーとのつながりが生まれるとともに、尾道がPBL型授業(※1)の対象地に選ばれるやいなや、東京の高校の修学旅行のコーディネーターとしても活動を開始、行程や会場の編成の他、学習目的に合わせた地元プレイヤー のアサイン、さらには当日のアテンドまでこなしておられます。

また、尾道はここ数年移住者数が広島県内でトップですが(※2)、コロナ以前から都市部からの移住者の持つスキルやリソースが、地域事業者が弱いところの底上げや新たなプロジェクトをスタートさせる可能性に着目、その両者をつなげる取り組みもスタートしています。併せてコロナ禍では、後藤氏の声がけから、広島県内のコワーキ ング事業者をオンラインでつないだミートアップも開催し、現在の継続されています。

これまさに、コワーキング内部だけに閉じこもることなく、まずは地域内をつなぐコミュニティとして機能しつつ、地域外とも接続するハブ役をこなし、ローカルに価値を生むスキームとして地元に貢献している好例と言えます。

この4時限目は、オードブルをつまみながらのパーティ形式で進行しますが、これもコワーキング運営に欠かせない要素を含んでいます。

5時限目は、渡船に乗って向島にわたり、もどってロープウェイで千光寺に上がった後、商店街を見学して、そんなONOMICHI SHAREの活動の現場をご自分の目と耳と身体で感じ取っていただき、では、自分の町ではどういう取り組みが考えられるか、そのヒントを得ます。

ちなみに、ONOMICHI SHAREの後藤さんの活動については、講師の伊藤がWORKMILLに連載している下記の記事でも取り上げています。

2023年、日本のコワーキングスペースが乗る2つのトレンドについて考える

最後の6時限目は、5時限目までの講義内容を踏まえて、では利用料金だけではないコワーキングの収益モデルと運営コストの調達方法についてどういうコトが考えられるか、先行事例を元に思考の奥行きを拡げます。

※1 PBL型授業:学校での学びだけでなく、地域住民や職業人など多様な人々と関わりながら、生徒が地域の特色や産業を題材に、地域の魅力や課題を知り、自分たちに何ができるのかを主体的に考え行動する、地域課題解決型学習方法。
※2 広島県内の各市町の移住相談窓口で把握されている移住者数


(1時限目)コワーキングの基礎知識と実現したいコワーキングの形(伊藤)

ただの作業場ではない、人と人がつながることで地域の課題を解決し、個人の目的を達成するためのコミュニティとしてのコワーキングを学びます。

・コワーキングの歴史を辿る〜過去・現在・未来
・コワーキングの5大価値とは何か
・コワーキング曼荼羅の8つのテーマ〜それは人と人をつなぐ仕組み
・ローカルに本当に必要なコワーキングを構想する
・ビジネスモデル・キャンバスを描こう(目的と対象を言語化する)

・ダイアログ+発表


(2時限目)コミュニティとしてのコワーキング+コミュニティ運営の基本中の基本(伊藤)

人と人をつなぎ、コラボレーションを促進し、アイデアを実現することで新しい価値を生み、利用者自らもコミュニティ運営に関わるカルチャーをいかに醸成するかを学びます。

・コラボレーションがすべての原点
・頼りにされるコワーキングマネージャー3つのホスピタリティ
・セミナー・ワークショップを企画する〜起業支援の第一歩
・コワーキングと異業種との協業を考える
・コワーキングはコミュニケーションありき

・ディスカッションよりダイアログ(対話)
・コミュニティ運営に使えるツールとサービス
・チームで運営するということ〜◯人寄れば文殊の知恵
・オンラインコミュニティの運営方法

・ダイアログ+発表


(3時限目)イベントの企画と催行+マーケティングと情報発信はこうする(伊藤)

利用者に役立つイベントを開催することで参加する価値のあるコワーキングとなる手順と、コワーキングの認知度を高め、新規の利用者を獲得し、メンバーシップを維持するためのマーケティングノウハウと情報発信の方法について学びます。

・なぜイベントをするのか〜コラボと起業支援の第一歩
・単発で終わらせないテーマの選定〜ネタは現場にある
・各地コワーキングの事例
・告知・集客
・決済に使えるツールとサービス
・ローカルだからこそのオンラインイベントの可能性

・情報収集の方法〜これだけはやっておこう
・ファンマーケティングの考え方
・配信コンテンツはこう作る
・ツールからどれをどう使うか〜オンラインとオフライン
・最強のマーケティングツール「コミュニティ」の活かし方

・ダイアログ+発表


(4時限目)これからのリモートワークとワーケーション(後藤+伊藤)

コワーキングを地域外から訪れるリモートワーカーと地元のローカルワーカーとの接合点にし、継続的なリレーションシップを築くことで、コワーキングに常に新しい風を呼び込むことを学びます。

後半は、その先進事例であるONOMICHI SHAREの実践事例をもとに後藤峻氏が講義します。

・テレワークからリモートワーク、デジタルノマドまで〜働き方はこう変わっている
・ワーケーションとコワーケーションはここが違う
・世界のデジタルノマド事情
・ローカルによるコワーケーションの企画と催行
・コリビングとコワーキングの関係〜移住と移「働」

ONOMICHI SHAREのこれまでの歩みと取り組み
・コンシェルジュの役割
地域事業者がつながるためのアイデア
・オノミチシェアチャンネルとは何か
・ワーケーションプランの活用事例
参加者で考える皆さんの地域でできるワーケーションのコラボレーション


(5時限目)フィールドワーク:向島+千光寺と商店街をまち歩き(後藤+伊藤)

実際に渡船に載って向島に渡り美味しいサイダーをいただいた後、戻ってきて千光寺までロープウェイで上がり、そのあと商店街をめぐります。県外からやってくる人(いわゆるよそ者)の目に街の風景がどう映るかを体験することで、では、自分の町では何が魅力になるのかを考える機会とします。

・渡船にて向島へ
・ロープウェイで千光寺+商店街のまち歩き
・フィールドワークまとめ


(6時限目)収益モデルと運営コストを考える(伊藤)

コワーキングにおける利用料以外の収益の上げ方と、開設のための資金調達、および運営コストについて学びます。

・デスク利用料の設定〜ユーザーによって変わる料金テーブル
・イベント企画・開催
・利用料以外の収益モデルの事例 

・何にコストをかけるべきか〜施設・設備を考える
・行政・自治体補助金の活用
・クラウドファンディング〜同好の士を集めるファンマーケティング
・運営スタイルによるコスト分散       

・質疑応答
・ビジネスモデル・キャンバスをもう一度描こう
・各自プレゼンと講評

・まとめ
・修了式

⚫時間割(スケジュール)

※各講義とも180分を予定しています。途中10分の休憩をはさみます。
※5時限目のフィールドワークは4時間を見込みます。
※各回とも「講義+質疑応答+ダイアログ(対話)または演習」で構成します。
※「ダイアログ(対話)」の時間は相互に学び合う貴重な時間です。ここでヒントやアイデアが生まれます。
※時事ネタを取り扱う場合など、進行によっては講義の一部を変更、もしくは前後の日程に振り替える場合があります。

⚫定員

12名(最少催行人数5名)


⚫受講料 

132,000円(税込)

(早割)88,000円(税込) 33%OFF

お支払い方法:オンラインでのクレジットカード決済または銀行振込


⚫お申し込み

以下のフォームからお送りください。
お申し込み後、折り返し受講料のお支払いその他についてのメールをお送りします。


⚫お申し込み締め切り

(早割)のお申し込み締め切りは、2023年108日()23:59です。
最終のお申し込み締め切りは、2023年10月13日()23:59です。

※お申し込み前のご相談もオンラインで実施しています。末尾のお問合せフォームからお問い合わせください。


⚫キャンセルおよびご返金について

・講座受講のキャンセルは、受講日初日の1週間前の10月11日(水)23:59まで可能です。
お支払い済み後の受講者都合によるキャンセルは、原則、受け付けておりません。講座内容をよくご確認の上、お申し込みください。
・キャンセルのご連絡なしでの欠席や、当日の遅刻に伴う値引きや返金については対応いたしかねます。


⚫宿泊について

この講座には宿泊は含まれておりませんので、ご自身でご予約願いますが、ご希望の場合、近隣のオススメの宿泊施設をご紹介します。


⚫講座修了後

講座を修了した方コワーキング開設・運営に関するご相談にも個別に対応します。

また、「学んだことをどう実践したかの報告会もやりたい」、「お互いのコワーキングスペースを訪問したい」というお声もありますので、こちらも順次、開催してまいります。

⚫お問い合わせ

この講座に関するご質問、不明の点は、以下のお問合せフォームからお問い合わせください。

お申し込み前にオンラインでの面談も実施していますので、ご希望の方はこのお問合せフォームからお申し出ください。

折り返し、メールにてお返事いたします。

⚫主宰
カフーツ〜コワーキング@神戸〜
〒650-0015 兵庫県神戸市中央区多聞通2−1−17−101
TEL.078-599-5809
info@cahootz.jp

⚫協賛
コワーキング協同組合


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